過払い金請求ができる最低限の条件として、下記の2点があります。

●クレジットやキャッシングの利率が利息制限法の金利を越えていること
●初めての「過払い金返還請求」であること

これが当てはまらないと「過払い金請求」は難しいでしょう。
しかし、3〜4年より前にサラ金・信販会社との賃借契約が存在した過去10年以内にサラ金・信販会社への支払いが終了したという人は、「過払い金返還請求」が成功する可能性が高くなります。
※返済している期間が短い場合は、金利が利息制限法を超えていても、過払いになっていない可能性があります。
※完済後10年以上が経過している場合は、「過払い金返還請求」の権利が時効消滅してしまいます。

過払い金請求可能な目安としては下記のようなものがあります。

[1]既に返済が終わっている場合
20%より高い利息を払っていた場合には必ず過払い金が発生しています。
※過払い金発生の目安:返済が終わってから10年経過していない場合。

[2]ここ数年(2〜3年)に借り入れできる金額の増額があった場合
例えば2年前に借り入れできる金額が50万円から80万円に増額になり、枠限度まで借り入れをしている場合。
※過払い金発生の目安:過払い金が発生していない、小額しか発生していないこともあります。計算が必要です。

[3]毎月返済中だが、借入れの枠が空いた分を借りている場合
過払い発生までの期間が最も長くかかるケースです。
※過払い金発生の目安:取引期間7年以上

[4]一度借り入れしてから返済しかしていない場合
過払い金発生までの期間が最も短いケースとなります。
※過払い金発生の目安:取引期間5年以上

[5]毎月利息分しか返済していない場合
毎月利息分しか支払いをしていない場合には、返済額が少ないためどうしても過払い金発生まで期間がかかります。
※過払い金発生の目安:取引期間6年以上

[6]取引の途中で何度か完済している場合
一度完済、同じ貸し金業者で新たに借り入れをしていると、別々の取引として利息を計算し直さなければならない場合があるため、過払い金の発生有無の判断が難しい場合があります。
※過払い金発生の目安:完済している取引では過払い金が発生している場合でも、新規借入れてからの経過期間が短ければ債務が残ってしまうこともあります。

上記[1]〜[6]については、あくまで目安としてお考え下さい。
支払い履歴を見て過払い金の有無を計算するのが最適ではあります。

  


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